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2022.12.27
  • バレンタイン
  • 生チョコレート

「ガナッシュ」「トリュフ」「生チョコ」の違いとは?

バレンタインシーズンが到来!今年はどんなチョコレートを買おうか、作ろうかと選び始めている方も多いのではないでしょうか。しかし、わかるようでわからないのがチョコレートの名前や種類。今回は混乱しがちな「ガナッシュ」「トリュフ」「生チョコ」の違いについて、シルスマリアのスタッフがご紹介します。買う派の方も手作り派の方もぜひ参考にしてみてくださいね。

ガナッシュ トリュフ 生チョコ

「ガナッシュ」は、チョコレート菓子に使われる材料の名前

まず「ガナッシュ」とは、温めて溶かしたチョコレートにクリームやバターなどを混ぜたチョコレート・クリームのことです。ガナッシュはこれ自体が完成形ではなく、さまざまなチョコレート菓子を作るための『材料』のひとつです。主にはチョコレートの型に詰めたり丸めたり、ケーキのコーティングに利用したりなどに使われます。

クリームや牛乳などを加えているため、溶かしたままのチョコレートよりもなめらかでトロトロとした口当たりになります。チョコレートとクリームの分量比率でも食感をコントロールできることから、例えばとろけるようなフォンダンショコラを作りたい場合はクリームを増やす、クッキーやマカロンに挟むなどパーツのひとつとして使う場合はクリームを減らす、といったように柔軟に調整できることもポイントです。

ガナッシュを丸めて作る「トリュフ」はチョコレート菓子の名前

対して「トリュフ」は、このガナッシュを丸め、チョコレートでコーティングし、粉糖(ふんとう)やココアパウダーをまぶしたりして完成させた『チョコレート菓子』のこと。外はパリッ、中はトロッとした食感となっており、その対比が人気のひとつにもなっています。コロンとした丸い見た目が高級食材であるきのこの「トリュフ」に似ていることからこの名が付いたと言われています。 ちなみに、よく聞く「ボンボンショコラ」とは、中にガナッシュなどを詰めたひと口サイズの大きさのチョコレートのこと。先にご説明した「トリュフ」もボンボンショコラのひとつです。中に詰めるフィリング(具材)としてはガナッシュのほかに、「キャラメル」やローストしたナッツ類をカラメルで和えてペースト状にした「プラリネ」もよく使われます。

「生チョコレート」はガナッシュを改良したお菓子の名前

そして「生チョコレート」は、「チョコレート菓子」の名前です。溶かしたチョコレートにクリームや洋酒、ピューレなどを加えてガナッシュを作り、その後冷やし固めてカットします。パリッとしたチョコレートで覆うトリュフの作り方とは異なり、生チョコレートは口に入れた瞬間からやわらかく、なめらかな口どけが特徴。シルスマリアでは職人の手で代々受け継がれてきた製法を大切に、分量や温度帯などにもこだわって作っており、香り高く濃厚な味わいが楽しめます。

生チョコレートは見た目も味わいもガナッシュとは異なるため、海外では「Nama-Chocolate」で通じることも。シルスマリアでは銘酒やフルーツとの組み合わせを追求するなど、さまざまなフレーバーの生チョコレートを生み出しており、新たなおいしさをお客様にお届けしています。