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2023.01.06
  • バレンタイン
  • 生チョコレート

2023年バレンタインデーのトレンドは? キーワードは「上質」「エシカル」「推し活」

1月下旬を過ぎると各地で始まるバレンタインイベント。百貨店や商業施設ではさまざまなチョコレートが一堂に会するフェアが開催され、バレンタインデーを華やかに盛り上げます。シルスマリアでもこの時期は日本全国の催事場での出店を行なっており、たくさんのお客様へ生チョコレートをお届けしています。

では、2023年はどんなバレンタインになるのでしょうか?販売されるチョコレートの傾向は?トレンドを予測します!

2023年バレンタインデーのトレンド

バレンタインは「日頃の感謝を伝える」イベントに

もともとは「女性から男性へチョコレートを贈る日」との意味から始まった日本のバレンタインデー。愛する人へ気持ちを伝えるという本来の趣旨から少しずつ変わり、恋愛感情を伴わない職場の上司や同僚などに対しても日頃の感謝を込めて贈る”義理チョコ”文化が生まれました。

しかし近年はバレンタインデーについての考え方も変わってきています。ある調査会社の調べでは、バレンタインデーに贈りものをする理由として「日頃の感謝を伝えたい」との回答が7割以上に。また贈る相手は配偶者や恋人に次いで「自分」と答えた女性が多く、自分をねぎらうためにバレンタインを楽しんでいる方が増えています。

また別の調査では、女性回答者全体の85%が今年職場でバレンタインギフトを贈らないと回答。リモートワークの普及で職場でのコミュニケーションが減り、義理チョコを渡す機会が減ったことが理由のひとつに挙げられます。

2022年のバレンタインデー市場規模

そんな変化の中でも、依然としてチョコレート人気は健在です。とくにこのバレンタインの時期は『世界の1/4のチョコレートが日本に集まる』と言われているほどで、2022年のバレンタインデー市場規模はコロナ禍にもかかわらず2021年よりも増加傾向であったというデータも。各社個性あるバレンタインイベントを開催し、会場はチョコレート好きな方の熱気に包まれました。

キーワードは「上質」「エシカル」「推し活」

ここからは2023年のバレンタイントレンドを予測。長引くコロナ禍で買い物や外食が非日常になり、せっかく贈り物をするなら良いものをと、より「上質」なものを求める方が増えました。それに応えるようにチョコレート会社も有名ブランドとのコラボや、数量・期間限定商品などを多く展開しています。2023年も贈り手、受け手ともに特別感を得られる「上質」な商品が揃うと予想します。

そして、“倫理的な”というような意味を持つ「エシカル」。チョコレート業界でも近年SDGsに取り組む企業が増えています。カカオ生産国の自然環境の保護、児童労働の撤廃などの課題に向き合い、フェアトレード認証を取得したチョコレートやサステナブルなカカオ豆を選んで使う流れがあります。売上の一部が寄付になるケースも多く、2023年は新たにロシア侵攻を機としたウクライナ人道支援に充てる場合も。消費者の思いにこたえたエシカル消費向け商品がさらに増えるのではないでしょうか。

最後は好きなアイドルやキャラクターを応援する「推し活」。関連市場は年々勢いを増しています。チョコレート界にもその波があり、アニメとのコラボキャンペーン商品や多色展開のパッケージなどが見受けられるようになってきました。自分用にはもちろん、友人用にメンバーカラーのパッケージを購入してプレゼントする、といったケースも増えそうです。

2023年の2月14日は火曜日。平日ですが、ぜひ熱く楽しいバレンタインを過ごしてくださいね。